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九州での宿探しに役に立ちます
写真が豊富でキレイなことに加えて、「ダメ出しインタビュー」が面白かった。作者の実泊レポート部分と、ご主人のインタビュー部分が分かれているのがいいです。
お酒の種類まで書いてある詳細なデータもよく、特に水周り写真と食事開始可能時間は使えます!レポートしてあるのは19軒ですが、宿のご主人がたの「印象に残った宿」名も羅列してあるので得した気分です。
宿の選び方のコラムも勉強になるし、巻末にある、作者が温泉宿で体験した不快な経験談のコラムはまったく同感で、温泉好きには一冊で何回も役に立つ1冊です。残念なのは、九州近辺限定なことと、写真に説明がついてないこと。
(関連することは本文中に書いてはありますが、やっぱり直接の説明がほしい)ほんとに眠りたくなるよ
実際に行ってみないとわかんない超くそ細かいデータは、かなりの利用価値あり。旅館側に対する著者の要望が、ストレートトークでつづられているので、単なる旅館ガイドではなく、普通に本としても読める。後書きも面白い。今回は九州エリアなので、関東方面もぜひ期待して、星は4つにしました。星5つにむけて、チャレンジしてほしい。
役立ちます
古くからの温泉街が紹介されていて、流行にながされないお店や宿が掲載されているので、1冊もっていれば長く使える感じ。写真も豊富で地図も見やすいです。
熊本に住む経営者のヒントになる本です!
後藤哲也さん・・・この人の存在を知ったのは、つい最近のことです。
地元テレビの特集番組で見かけたんですが、
ちょっと前の日本にだったら何処にでも居た、
「近所のうるさいオヤジ」的なオーラを放っておられました。
続いて、経営者向け雑誌の特集記事にてお見かけしました。
う?ん・・・普通ではない人だな・・・と、そんな印象を持ちました。
そしてこの本を読んでみました。
あらゆる面が「不利」「不利」「不利」の黒川温泉が
「年間来訪者数100万人」という抜群の集客力を誇るまでに成長した
その理由は、ほぼこの本で解明できます。
熊本市在住の経営者であれば、冬以外はすぐにでも車で飛んで行って
「黒川温泉の秘密」を垣間見ることができるので、
肥後人は「熊本に生まれてよかったな?」と素直に喜んでいいでしょう。
そんな「弱者が最強になり得るテクニック」がびっしり詰まった本です。
ただ・・・対談してる大学の先生が温泉マニアで、
「そんなことどうでもいーじゃないですかー」ともしも突っ込みを入れたら、
「いいえ!これだけはゆずれません!」と言われそうな、
そんな雰囲気も、けっこう「間抜け」で笑えたりもします。タイトルとの違和感
タイトルにある「観光経営」ではなく、
この本で掲げているのは、後藤氏の「観光に対する哲学」である。
経営の視点から読みたい人には、物足りない。
黒川温泉という成功事例を起した人の哲学を学び取りたい方には、
お勧め。
内容が、インタビュー形式になっている点も賛否両論かと。
私は、この形式でなく、後藤氏の記述形式のほうがよりわかりやすいと
思った。
というのも、著者の松田氏の意見は、温泉フリークの意見であり、
経営の視点にたった意見ではなく、本文中にも、後藤氏との意見の相違がでる点もあった。
明確な観光哲学ともった後藤氏と、温泉ウォッチャーの松田氏との対談では、かみ合わない点があって当然。
そのギャップが面白いともいえる。温泉を守る工夫がわかる
九州で人気の温泉地、黒川温泉で「山の宿 新明館」館主の後藤哲也さんと、温泉教授の松田さんが黒川温泉を主なテーマにあるべき温泉象を語り合います。松田教授はやはり理想としての温泉のあり方をおっしゃってますが、後藤さんは現実的な温泉経営の話をしているので、意見が食い違うシーンもあったりします。
一方で、求められる温泉像の変化ということで、ホテル型の温泉がダメになってきた、といいます。その例として、熱海などが挙がっていますが・・。
理由として、都心のマンション暮らしでは逆に一軒家に憧れるものだ、という話が印象に残りました。マンションに暮らしている人は、同じようなつくりのホテルに憧れるわけがない。
かつて日本中が一軒家で、マンションなどの高層建築に憧れた時代がホテル型マンションに人気が集まった時代だったということです。マンション暮らしの人が増えたならば、秘湯と呼ばれるような場所が人気になるのは当然です。
景観を創り上げて人を呼び込み地域を活性化させる
地域全体の景観づくり等を通じ、「癒しの場」としての黒川温泉を創り上げていくことにより、人を呼び込み、地域を活性化させていく物語。日本中の観光地を歩き回り、見て回り、訪問者の声を耳を澄まして聞きまくり、どこへ行っても寸法を測りまくって蓄積した知識を基に、「もてなしの心をどう表していくか」について独自の方法論を確立し、反発する周囲の人を忍耐強く説得していくことにより地域全体の協力体制を創り上げて著者の姿は、まさに執念のイノベーター、野中郁次郎先生のいう「知的体育会系人間(イノベーションの本質:日経BP社)そのものです。何も無い地域で、何も与えられないところから、全ての経験を学びの機会に転換して自らを創成していく有様は「超人」を感じさせます。景観づくりのノウハウだけでなく、「地域活性化の担い手としての自分の立ち上げ方」を学ぶことのできる本です。近いうちに一度行ってみたくなりました
黒川温泉内の旅館経営者達の間での嫌われ者であり、また黒川温泉再生の請負人である後藤氏の信念の強さには感服致します。
自分がやっていることが「再生」につながると確信し、どんなに敵が増えようと最後までやりぬいた後藤氏の姿勢と、またあえて「鄙びた日本の田舎」という一見観光地としては不利なように思える場所を、「都会の人たちを癒す鄙びた日本の田舎」として完璧に演出する事を思いついたその発想は、全国各地で集客に悩んでいる温泉の経営者の方々にとって大きなヒントになると思います。
私も是非、後藤氏が手塩にかけて作りあげた黒川温泉(特に後藤氏が経営する「新明館」)に行ってみたいと思いました。ホンモノの温泉の時代
およそ20年ほど前までは地図にも載らないくらい寂れた温泉だったという黒川温泉。しかし今や人気ナンバーワンを誇る温泉となった。
由布院や別府など、近くに有力温泉が多数あるなかで、絶大な支持を受けている理由は何か。「山の宿新明館」と「山みず木」の2軒の旅館を経営する後藤哲也氏が明らかにする。
雄大な景色や派手な名物があるわけではない。そこにあるのは旅人を優しく包んでくれる山里の風景、それと調和した旅館やお風呂、もてなしの心である。
「山みず木」は木立の間の一本道をずいぶん登った先の一軒宿。その露天風呂は渓谷の岩場と一体となっており、人間も自然の一部であるということが実感できる最高級の温泉である。
湯治の宿の本はめずらしいです
温泉好きにはとても参考になる本です
黒川↑、由布院↓てことか、、、
「温泉教授」こと松田忠徳氏が黒川・由布院両温泉地中興の立役者たる関係者たちとの対談・鼎談を収録したもの。異なる機会に行われた話を収録している為、話の内容は大幅にダブっている。要するに「黒川温泉はカリスマ旅館経営者後藤哲也氏の努力と、山間の谷間という地の利により、現在の人気を保持していけているが、由布院はもはや開発されすぎて温泉地としての魅力は失われつつある。」ということのようだ。
先週、実際に両温泉地を訪れてみて、本書の記述内容を実感した。ただ黒川温泉にも観光地化の波は少しずつ襲いつつあり、将来像については予断を許さない状況であるとの感を強くした。
2巻目と侮る事なかれ
この巻では福岡8、佐賀5、長崎4、熊本24、大分21、宮崎7、鹿児島19の合計88軒の情報が収められています。巻末には2004年10月31日まで有効の無料体験入浴手形が4軒分(1軒につき1名のみ有効)が付いています。2巻目って映画の2作目みたいに内容が薄くなるのかな、とちょっと不安でしたが、九州の温泉源の豊富さは並大抵ではないようで、1巻目に負けずとも劣らない充実ぶりでした。
詳しいドライブマップが魅力
なかなか、熊本・阿蘇にかんするガイドブックがないんですよね?そんななか、見つけたのがこの一冊。
巻頭についている、22ページにもわたるドライブマップが便利。切り離してそれ単体でも使える便利なマップ。
これで、阿蘇・くじゅうの見所をくまなくドライブできます。
九州は熊本の山あい奥深くの秘湯 地獄温泉
九州は熊本の山あい奥深くに地獄温泉という、九州の温泉通では知らぬ者がいないほど知れ渡っている秘湯があります、まさに万病に著効がある、熊本の名湯です、そのほか熊本の温泉観光地情報が満載の温泉観光地紹介本です
大分でどの温泉に行くか迷った時はこれ!
大分の個性豊かな73湯を極上名湯(5湯)・超名湯(22湯)・名湯(46湯)に分けて綺麗な写真入りで紹介しているガイドブック。
温泉の酸味・苦味・塩味・渋味・甘味・つるつる・泡つき・個性の8ポイントを三つ星で評価し、必要なところには更に注釈が入っていて、必要な情報が一目瞭然で判るようになっていてとても便利。著者は別府八湯温泉道を制作したり別府八湯温泉本を監修したりしている人なので、お湯の観察が的確だし、愛情もひしひしと感じられる<これとても重要。
眺めているだけでも楽しいので、近々大分で温泉巡りの予定がある人だけでなく、「いつかは行くぞ!」と思いを馳せている人にもお勧め。